令和2年度 講師例会

2020年の世界規模のコロナウイルス蔓延により、「市外から講師を呼んでも大丈夫なのか」「集まること自体密になるのでは?」等の意見もあり、今年は不可能かと思われましたが、会員のご協力の元リモートでの講師例会として開催することができました。

今回の講師例会のテーマは、近年におけるAI・IoT等の技術発展と、コロナ禍によって働き方についても大きく変わり、もはや1か所で祖業をこなす時代は終わりを迎え、型にはまらない、変化に対応する、ある意味変化や多様性を楽しむにはどうすればいいかについて学びました。

講師として奈良県西照寺住職、TERA Energy株式会社代表取締役 竹本了悟氏をお招きし、「うちは〇〇屋だから」と諦めている方の多い中山間地域の企業人が現状をどう打破していくかについてご講演頂きました。

TERA EnagyHPより

ご自身の経験などから自死への取り組み、自死の苦悩を抱える方の心の居場所づくりSottoの設立。そして起業。
その際に数多ある資金を生む職業の中から電力会社を選んだか。なぜ違う宗派の方が集まったのか。電力の専門家でもない起業メンバーがどういった経緯で設立に至ったのかについて教えていただきました。

また、その事業が他の電力会社と何が違うのか。またその事業が当初の目的と逸脱、矛盾していないかなどのご説明をいただきました。

最後に今後の企業の在り方や、将来への事業継承、考え方などを通常よく聞くビジネスセミナー的な考え方ではなく、僧侶のご立場から実は商売が繁栄する鉄則と宗教の考えは連携している事などの解説をしていただき、現在に行き詰っている方への一助になったのではないかと思います。

ご参加頂きました皆様、有難うございました。

                                     企画委員長 沖 崇太郎